嫁・ふじこが専門医の元へ「いびき」の相談へ行ってきた!?この記事の5W1H
こんにちは!布団に入って電気を消したら5分で入眠できる直原家の嫁担当・ふじこです。
万年枕難民、旦那担当・かかしです。
消灯後の暗闇の中布団を転がり続ける息子担当・ぴーすけだよ!
真夜中の警戒も怠らにゃい、自宅警備員のアロマだにゃん!
突然ですが、みなさんは毎晩ぐっすり眠れていますか?
直原家は夜間警備も担うアロマさんを除いた、親子3人同室のいわゆる「川の字フォーメーション」で寝ているのですが、実は少々問題がありまして…
ずばり嫁・ふじこのいびき問題です!!
いやー、いびきについては結婚前から指摘はされていたんだけど、正直自分ではわからない事だし、かかしだっていびきかいている時もあるし、そこはもうお互い様なんだからという気持ちと意思表明でここまできたのだけど
おかーちゃんが半年前から朝活を始めたこともあって、おかーちゃんが先に就寝(22時前後)→おかーちゃん完全入眠&いびきをかきはじめたところへおとーちゃんが就寝(23時過ぎ)→おとーちゃん入眠に支障という状況になったんだよね。
でも、一緒に寝てるぴーすけは別に普通に寝れてるし、かかしが過敏なだけなのでは(ごにょごにょ)
ぴーすけはふーちゃんが寝入ったあと、俺が布団に入るまで暗闇の中で起きています。
おかーちゃんがいびきかいている時は、身体をゆすって止めてるよ。
・・・・すんません。
でも普通、旦那さんのいびきがうるさくて、嫁さんが困っているっていうイメージだけど、逆のパターンもあるんだにゃ~
一般的には、男性で特に肥満気味の人がよくいびきをかくイメージがあるけれど、「狭くなった気道を空気が通る時に発生する振動」がいびきの原因という事が多いので、実は気道のつくりが狭い女性もいびきをかく事は珍しくないんだってさ。
音もそうだけど、どちらかといえばいびきをかいている途中で急に静かになる=呼吸が止まっている状況の方が気になっちゃって眠れないんだよ~!!
うちだけじゃなくて、実際いびきに悩んでいる人って5割弱はいるみたいだし、自分以外のいびきに悩んでいる人も多いって下の記事にも書いてあったよ。
という事で、かかしの強い要望を受ける形で「睡眠障害治療専門クリニック」へ、いびきの相談や簡易検査をしに行ってきましたので、今回はその様子をレポートしていきたいと思います!
いびきでお悩みの方や、いびきの治療について興味のある方の参考になれば幸いです。
睡眠障害治療専門クリニックへ
ここでは、嫁・ふじこが実際に受診した「病院について」と「その病院を選ん理由」、「病院の雰囲気」について紹介します。
京都で唯一の睡眠障害治療専門クリニック
たなか睡眠クリニックは、京都で唯一の睡眠障害治療専門クリニックです。日本睡眠学会の認定医である田中俊彦先生が長年の経験と実績を元に丁寧な治療をしてくれます。
病院選び2つのポイント
嫁・ふじこが、こちらクリニックを受診しようと決めたポイントは「病院へのアクセスの良さ」と「土曜診療対応可」だった事です。
平日日中に病院へ通うのは難しく、できるだけ週末や祝日に対応してくれる病院の方が都合が良いフルタイム子育てワーカーな嫁・ふじこ。
その点、たなか睡眠クリニックは、土曜診療を行なっているのはもちろん、もし宿泊が必要な入院検査が必要になった場合でも、前日19時までに受診できれば、翌日7時に退院→そのまま出勤する事も可能なので会社勤めの人と非常に相性が良いクリニックなのです。
四条烏丸という京都のど真ん中に立地しているクリニックは、阪急線からも地下鉄からもアクセス抜群です。駅の地上出口からクリニックが入っているビルまで徒歩5分程度、しかもアーケードの下を歩いて行けるので、急な雨や強い日差しも気にせず通院する事ができます。
嫁・ふじこが最初にクリニックの門を叩いのは、7月末という夏本番な時期で、なおかつ息子・ぴーすけ(5歳)を伴っての受診だったので、この駅から直結感のある立地はとても助かりました。
アクセス詳細と初診時の雰囲気
阪急烏丸駅15番出口を出て、四条通り沿いを東方面へ数分歩くとみずほ証券が入っているテナントビルがありますので、その建物に入ってエレベーターで5階へ上がります。
街中のクリニックで、アクセスは抜群なのですが、道沿いにサインや大きな看板があるわけではないので、念の為細かい建物情報を記載しておきますね。
エレベーターで5階フロアに上がったら、左手に献血ルームがありますので、そちらとは逆方向の通路を進んだ奥にたなか睡眠クリニックがあります。
待合室には、比較的大きめでふっかふかの一人掛けのソファがずらりと並んでいて、ウォーターサーバーが設置されていました。(血圧計や身長体重計は、ソファの真ん前に置かれていたので、結果を気にされる方はちょっと使いづらいかも??)
土曜診療でしたが、予約制という事もあり特に混み合う事なく落ち着いた雰囲気の待合室でした。
30代〜60代くらいの大柄な男性が多かった印象です。
受付で予約の旨を伝えたら、問診票を渡されて記入。いびきについてというより、普段の睡眠時間や「こういう時に眠くなるか?」「その場合どれくらいの頻度で眠くなるか?」「どのくらいの眠気か?」など、「眠りについての質問」がほとんどでした。
さすが「睡眠障害治療専門のクリニック」といった感じですね。
「いびきをかく」原因と2つの問題点
初診では、まず最初にいびきをかく原因と2つの問題点について、先生から丁寧な説明がありましたので、簡単に説明しますね。
日本人はいびきをかきやすい?!のどの狭さといびきの関係
咽頭(のど)が狭くなって、息を吸うときに狭くなった部分に空気が通過するため、のどが振動して音がでることです。
特に眠ってしまうと、のどを支えている筋肉がゆるむため、よけいに咽頭が狭くなるのです。 もともと日本人は、顎(あご)が小さい人が多く、肥満や飲酒や睡眠薬によっていびきが出現しやすくなります。
ちなみに、気道が狭くなる原因の1つが肥満なんだけど、 男性は上半身に、女性は下半身に脂肪がつきやすい傾向があるから、アロマがイメージしていたみたいに
男性の方が女性よりいびきをかきやすいのは確かみたいだね。
にゃるほどにゃ~。
「騒音」と「酸欠」、いびきをかくことで生じる2つの問題点
先生のお話を要約すると「いびきをかく」ことによる問題点は「騒音」と「無呼吸症状」の2つがあり、命の危険が及ぶ可能性がある後者の場合は、保険適用が認められた治療が必要である一方、前者の「騒音」問題は、身体的な健康状態には影響がない為、基本的には保険適用のない対処療法になるとの事でした。
いびきによる「騒音」を対処するのは、身体の健康状態には影響がないけれど、そのせいで精神的に大きなストレスを感じてしまって日常生活に支障がでるので原因を取り除きたい、メンタルケアの観点から対処するという意味では、シミやそばかすを消すといった美容医療(保険適用外)に近いのだそうです。
大切な人との関係に軋轢を生むいびきの音
いびきをかく事で発生する「騒音」は、周囲の人との人間関係に大きな影響を及ぼす問題です。睡眠妨害ともいえる大きないびきは、本人にいびきをかいている自覚がない為、指摘をしてもなかなか改善してもらえなかったり、指摘を受けた事でパートナーに対して、自責の念や心苦しさを抱いてしまったり、寝室を共にする人との人間関係に大きな亀裂を生じさせる要因になります。
命に関わる場合もある恐怖の「無呼吸状態」
いびきをかくもうひとつの問題点として、睡眠時に呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」の可能性がある事です。大きないびきをかいている途中で、ぴたっといびきが止まったと思ったら、「…んがが!」とか「…くか!!」っとまた数秒後にいびきをかきだすといった事はありませんか?
この「いびきが止まっている」時に、呼吸も止まってしまっている事があるのです。
呼吸が止まるという事は、酸欠状態(脳に酸素が届かない状態)にあるので、症状が常態化してしまうと、高血圧や心不全の原因になったり、最悪の場合、脳卒中や突然死といった命に関わるケースもでてきます。
また、睡眠時に呼吸が止まる事が状態化してしまうと、脳を休める為の十分な睡眠がとれず、「異常な眠気」や「慢性的な疲労」、「集中力の欠如」といった影響を日中の生活にも及ぼす事になります。
もしも、バスや大型トラックの運転を職業とされている人が、この状態になっているとしたら、大きな事故につながる可能性がある為、一刻も早い治療が必要ですよね。
基本的には保険適用外!保険適用されるいびきの治療とは
今回、嫁・ふじこは「いびき」の相談でクリニックを訪れましたが、実は「いびき」という症状自体の治療には健康保険が適用されません。
前述した「睡眠時無呼吸症候群」という診断を受ければ、いびき対策の為の治療法(気道を広げる為のレーザー治療や睡眠用マウスピースの作成など)が健康保険の適用となります。
いびきをかいていても、単に「うるさいだけ」では病気とは認められないので、保険適用の治療をうけずらいのが現状です。(病院の方針にもよると思うので、詳細は受診するクリニックで確認して下さい。)
睡眠時無呼吸症候群の診断を確定するには、「問診→聞き取り診察→簡易検査→終夜睡眠ポリグラフ検査の結果」を踏まえ、睡眠の質、いびき呼吸、無呼吸の程度、血液中の酸素レベルなどを吟味して判定してもらいます。
もっと詳しい事が知りたければ、専門外来を受診する事をお勧めします。
自宅で簡単!パルスオキシメーターを使った簡易検査
たなか睡眠クリニックを受診して「いびきの解説」と「治療の流れ」を一通り説明してもらった上で、寝ている間に「呼吸が止まっているかどうか?」を調べる為に嫁・ふじこも簡易検査を受ける事になりました。
簡易検査は、コロナウィルス感染拡大の報道などですっかりお馴染みになった「パルスオキシメーター」を自宅へ持ち帰って計測する方法で、検査方法自体は非常に簡単なものです。
就寝中の呼吸の状態を2晩計測して、その結果によって今後の治療方針を決めるという流れになりました。
18万円のパルスオキシメーターをお持ち帰り
聞き取り診察後に、別室で看護師の方からパルスオキシメーターの使い方を教えて頂きました。機器の装着方法や検査票への記入自体は難しいものではありませんでしたが、「高額な機器なので、取り扱いにはご注意下さいね。」と看護師の方から念押し。
ネットでも数千円程度で販売されているけれど、医療用だとやっぱりそれくらいするんだな〜と思いつつ、18万円のパルスオキシメーターをリュックへつっこみ、細心の注意を払って帰路につきました。
就寝中の血中酸素濃度を2日分計測
クリニックから帰宅したその夜から、早速パルスオキシメーター(18万円)を装着して計測をしました。
計測する為の準備自体は、特に難しい事はなかったのですが、ちょうどブログ更新目標日を控えている時期で、一般的な就寝時間に布団へ入れるかどうかが怪しかいところでした。(しかも毎度のことながら、遅れた作業を睡眠時間を削ってカバーするような作業状況…。)
睡眠に関するレポートと一緒に宅配便で返送
パルスオキシメーター(18万円)を装着して睡眠中の呼吸の状態を計測し終えたら、計測した夜の睡眠状況を記入したレポート(書き込み式)と一緒に機器一式を返送します。
クリニックからは、クロネコヤマトの返送用伝票(元払)を渡されますが、勤め先がクリニック周辺という人や、クリニックの近くに住んでいる人は直接持ち込み返却も可能です。
配送による返却も、特にヤマト便指定という事はないので、使い勝手の良い返送方法があれば配送業者は任意で問題ありません。
18万円の機器を返送するので、追跡ができない定形外郵便は避けた方が良いと思います。
嫁・ふじこの場合、素直にクリニックからもらったヤマトの返送伝票を貼り付けて、通勤途中にあるコンビニからちゃちゃっと発送しました。運賃は810円でした。
時間がなかったので(ブログ更新目標日接近中!)検証できませんでしたが、レターパックプラスにもギリ入るくらいの内容量だったと思います。もしも、レターパックプラスの専用ケースに収まれば、追跡サービスありで運賃520円で送れるので少しお得に発送できましたね。
簡易検査で証明!嫁・ふじこのいびき症状の実態
検査機器を返送して1週間後、検査結果を聞く為にクリニックを再度受診しました。気になる検査結果は…。
呼吸は止まれど、血中酸素濃度は異常なし?!
2晩分の解析レポートが以下の通りでした。
赤線グラフの大きく谷になっている部分が、血中酸素濃度が低下しているところであり、呼吸がとまっている可能性がある状態を示しています。
レポートにあるODI(Dip数/時間)3%という項目が、1時間に息が止まっている平均回数を表しているので、嫁・ふじこの場合1時間に1~3回程度睡眠中に呼吸が止まっている事がわかりました。
「えぇ!!私、寝ている時に息止まってるの?!」
落ち着いておかーちゃん!!健康な人でも睡眠時に無呼吸になる事は普通にあるって、先生が言っていたよ。
睡眠時無呼吸症候群かどうかのポイントは、呼吸が止まっている時間と回数だってさ。
先生の説明によれば、1時間に発生する無呼吸の回数が5回以下なら正常、15回以上の場合は精密検査が必要との事でした。じゃあ10回なら??という部分に関しては、無呼吸状態の長さや頻度によって判断が分かれるところなので、あえて明言はしていないそうです。
健康面での問題なし!単純性いびき症
簡易検査の結果、睡眠中に嫁・ふじこの呼吸が止まっている回数は1時間に1~3回程度、血中酸素濃度の平均値も96%と健康面では問題がない事が判明しました。
ただし「起床時の倦怠感」「日中の異常な眠気」など睡眠障害の自覚症状がある場合は、この簡易検査で問題のない数値が出たとしても、で日中に過度な眠気を引き起こすような疾患(特発性過眠症、ナルコレプシーなど)がないか精密検査が必要な場合もあります。
嫁・ふじこの場合は、「夜しっかり寝ているのに昼間めっちゃ眠い!」とか「朝すっきり起きれない!」といった自覚症状はなく、前述の通り無呼吸発作や低酸素血症など健康面に影響を与える症状もない為、いわゆる「単純性いびき症」という診断結果となりました。
仕事帰りに入院→翌朝出勤も可能!たなか睡眠クリニックのPSG検査
嫁・ふじこの場合、上記の検査結果を受けて、先生からも「精密検査は必要なし!」とのお言葉を頂いたので、睡眠時無呼吸症候群かどうかを精査する為の終夜睡眠ポリグラフ検査は見送る事となりました。
終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)は、たくさんのセンサーを装着して一晩中記録をとる事で、睡眠の深さや種類、無呼吸の回数・時間、不整脈、いびき、寝ているときの状態、足の動きなど、睡眠中に起こるさまざまな状態を調べる事ができる入院検査です。
たなか睡眠クリニックでは、19時までに受診すれば、その晩の内にPSG検査を受けて、翌朝7時に退院も可能。検査着はもちろん、歯ブラシやタオルも完備されていて、シャワーも設備あるので、会社勤めの方でも検査を受けて翌日そのまま出勤もできますね。全部屋個室対応で費用は約2万円との事でした。
嫁・ふじこのいびき問題「課題と今後の方針」
今回、旦那・かかしからの苦情を受けて、睡眠障害専門クリニックへいびきの相談へ行き検査をしたところ、健康面に影響のない単純性いびき症という事がわかりました。
深刻にゃ睡眠障害というワケではにゃかったという事で、まずは一安心だにゃ。
そうだね。でも、いびきの音で睡眠妨害を受けているおとーちゃんの健康面・精神面には多大な影響があるのは引き続き問題だよね。
睡眠中の鼻づまりや呼吸の通り道を改善する事でいびき症状の緩和が期待できるから、「爆音のいびき」「一晩中絶えずいびきをかいている」というような状態なら、単純性いびき症でも気道を広げる為の「レーザー治療」や、下顎を前に出して気道を広げる「 睡眠用マウスピース の作成」も視野に入れて対処するのだけど…
クリニックで最初に受けた耳咽腔ファイバー撮影検査でも、気道の閉塞具合は特に異常なしだったからそれらの治療も見送ることにしました。
音が気になるだけだから、俺だけ別の部屋で寝れば問題は解決するんだけど…
寝室を分けると、寒暖期の就寝中の光熱費が2倍になるという別の問題が浮上するんだよぉ~!!!
フルタイム共働き世帯の直原家の場合、夜間の電気使用量が電気代に大きく影響するんだにゃ。
単純に部屋の数が少なくて、寝室を分けずらいというという理由もあるけどね。
分けられない事もないけど、僕が大きくなった時のひとり部屋がなくなるという別の問題が発生するからね。
というような諸事情により、同室就寝を共にする3人がストレスなくに眠りにつく為、「嫁・ふじこのいびき問題」を「いびき対策アイテム」の力を借りて改善を試みる事に決めました。
いびき症状のセルフケアや、嫁・ふじこが身銭を切って購入したいびき改善グッズを実際に使ってみた感想などを次回の記事で紹介しますのでご期待下さい!
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